普通養子縁組の手続きについて

再婚希望の方へ

こんにちは、婚活コンサルタントの長谷のぞみです。

先日は、「シングルマザーが再婚するとき、養子にするかどうか」についてお話しました。

その続きで、普通養子縁組をする場合、必要書類や提出先などの、手続きにてお話したいと思います。

それでは、はじまりはじまり~

婚姻届けと同時に養子縁組届書を提出するのがスムーズ

まず、書類の提出について、再婚時の婚姻届けと養子縁組届書を同時に提出するのをお勧めします。

例えば、あなたがシングルマザーで、お相手の男性と再婚しようと思っているとします。

まだ婚姻届を提出していない場合は、法律上の夫婦ではない為、未成年の子供を養子にするには家庭裁判所の許可が必要となります。

先に婚姻届けを提出していれば、裁判所の許可は必要無く、養子縁組届書にて手続き可能です。

婚姻届けと養子縁組届書を同時に提出すると、婚姻届け→養子縁組届書の順に処理してもらえますので、養子縁組届書は二人が夫婦になった前提で記入出来ます。

また、婚姻届け同様に、養子縁組届書にも証人に記入と押印をしてもらう必要がありますので、婚姻届けと養子縁組届書を同時に用意して、2つの書類にサインをもらうのがスムーズかと思います。

届出先

届出人の所在地または本籍地の市区町村役場となります。

届出人とは、養親と養子です。当事者・養子が15歳未満のときは親権者など法定代理人が届出人となります。

例えば、あなたがシングルマザーで、あなたが親権を持つ5歳の子供がいて、子供を再婚相手の養子にする場合、養子縁組する場合の届出人は、あなたの再婚相手である男性(養親)とあなた(養子の法定代理人)になります。

書類は、直接窓口へもっていくか、郵送します。

直接窓口にいく場合は、提出窓口の営業時間などが市区町村によって異なりますので、事前に電話で確認するのをお勧めします。

提出期日

養子縁組する日です。前述したように、婚姻届けと同時に養子縁組みするのがスムーズですので、特別理由がなければ、同日処理されるのをお勧めします。

必要書類など

婚姻と養子縁組を同時に行う前提で、必要書類はこちらです。

  • 婚姻届け
  • 養子縁組届書
  • 当事者の戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)
  • 届出人の印鑑
  • 届出人の本人確認書類

婚姻届けと養子縁組届書

婚姻届けと養子縁組届書は、お近くの市区町村の役場にて無料でもらえます。また、書式は全国共通ですので、ダウンロードすることも可能です。

婚姻届けダウンロード(札幌市HPリンク

養子縁組届書ダウンロード(札幌市HPリンク

養子縁組届書はA3サイズで印刷します。A4に記入したものをA3に拡大コピーすると受け取ってもらえませんので、ご注意ください。ご家庭にA3サイズを印刷できるプリンタはなかなか無いと思いますので、A4で印刷したものをコンビニエンスストアーのコピー機でA3に拡大してから記入するのが手軽に出来るかと思います。

当事者の戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)

提出先が本籍地の役所とは異なる場合、養子と養親の戸籍謄本(こせきとうほん)が必要です。

本籍地は、戸籍が置いてある場所です。

例えば、養子の戸籍が神奈川県横浜市、養父の戸籍が東京都江東区で、東京都江東区に書類を提出する場合は、養子の戸籍謄本のみが必要になります。

また、戸籍謄本(とうほん)と戸籍抄本(しょうほん)のどちらを提出するかは、提出先によって事なる為、提出先のホームページで確認するか、直接お問い合わせしてみてください。

届出人の印鑑

認印でも可ですが、シャチハタはNGです。

届出人の本人確認書類

届出人の免許証やパスポートなどが必要です。

本人確認書類の詳細については、提出先のホームページか、直接問い合わせて確認してみてください。

その他注意点

再婚する段階でこんな話をするのは恐縮ですが、万が一離婚することになった場合、手続きをしなければ、養子縁組は継続されます。

養子縁組みを解消する場合は、養子離縁届を役所に提出して受理される必要があります。

このとき、養子縁組みを解消すると、養子の苗字は以前のものに戻ります。ただし、養子になって7年以上経っていれば、継続して苗字を使うことも可能です。

また、戸籍は元の戸籍に戻ります。新しく戸籍を作ることも可能です。

万が一のことではありますが、事前に、話し合いをさせるのが望ましいと思います。

最後に

今日は、普通養子縁組をする場合、必要書類や提出先などの、手続きについてお話しました。

基本的には、婚姻届けと養子縁組届書を同時に提出するのがスムーズですので、事前にパートナーと話し合い、また証人の方へもご相談されておくのがいいと思います。

また万が一、離婚した場合に、養子縁組をどうするかについても、可能な限り話し合っておくのをお勧めいたします。

再婚に際して不安はつきものだと思いますが、なるべくひとつでも不安要素を取り除いていけるように、話し合っていただけるといいなと思います。

おしまい★

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